【スタート・売切り】Morris special W-60 縦ロゴ ハカランダ S.yairi製 リフレット リペア プレーヤーズコンディション 調整済
商品説明◎ ご覧いただき、ありがとうございます。最後までお読みいただき、写真をご覧いただきながら慎重にご検討いただければ幸いです。

◎ 国産ビンテージギターの良さは、現在は入手できない良材が使用されていること、木のエイジングが進んでいるので音が良いこと、これらの好条件にもかかわらず低価格で購入出来ることです。ところが長年の使用により生じた故障や傷を修理して調整しないと弾きやすくはなりません。このギターは修理、調整済ですので、すぐにお使いいただけます。

◎ 私は弾き語りをするので、その目線でリペアとチューニングを施しています。ポイントはコードチェンジが楽なこと。特にローポジション(1~7フレット)。そしてサスティーンをキープすること。この２つのポイントに注力しています。

◎ リペアに掛けたコストだけで、こちらのギターの落札価格を上回るかもしれません。それでも弾いて下さる方にお譲りした方がこのギターにとって幸せだと思い出品しています。

◎ アコースティックギターは丈夫にできているので長く愛用できる楽器です。しかし生楽器なので気温や湿度、使用状況によって、絶えず
◎ 説明を読んでご不明な点があればコメントでお知らせください。

☆ 丁寧に修理して復活させたビンテージモーリスです。稀少な象眼の縦ロゴです。

☆ モリダイラ楽器からの委託で矢入ギター製作所（S.yairi）で製作された正にスペシャルギターです。

☆ 品番の印字がありませんが、仕様からW-60をベースに製作された特注品と考えて良いでしょう。トップブレーシングに「３．４．６」と印字されているので1973年4月6日に製作されたものと思われますが、これはあくまでも推測です。しかし、モリダイラ楽器がハカランダ材を大量に輸入した1971年から、縦ロゴがT.F.Morrisに変更された1976年の間に製作されたであろうことは間違いありません。

☆ かなり弾き込まれていて、バランス良い成熟した明るい音色を響かせています。

☆ナット幅：44.0mm、弦長：650mm

☆ 12フレット弦高は6弦が2.6mm、1弦が2.0mmです。

☆ 材質は次の通りです。
トップ：スプルース単板
サイド：ハカランダ
バック：ハカランダ３ピース
ネック：マホガニー
指 板：ローズウッド
ブリッジ：ローズウッド
ロゼッタ：メキシコアバロンシェル

☆ 西ドイツシャーラー製のペグが使われています。丁寧に分解清掃しました。

☆ フレットの減りとネックの
☆ 指板はサンディングしてストレートに調整し、オリジナルサイズに近いサイズの新しいフレットを打ち直しました。(幅：2.41mm、高さ：1.14mm)
仕上げに専用オイルで保湿しています。

☆ ナットはフレットを交換して高さが合わなくなりましたので、プレーンの牛骨から新しく製作しました。オリジナルのナットは珍しく上下2段に分かれていましたので、下部を残して上部のみを製作しています。

☆ ナットの弦溝の深さを調整して、ローポジションを弾きやすくしています。（低すぎると音量が落ちますのでかなり微妙な調整です）仕上げに弦のあたりを良くするために溝をコンパウンドで磨き上げ、専用グリスを塗布しています。

☆ 入手時のサドルはサイズが合っていなかったので新調しました。プレーンの牛骨材から丁寧に削り出して製作しました。オクターブ調整も施しています。仕上げに、弦のあたりを良くするためにコンパウンドで磨き上げています。

☆ サドルは溝に隙間無くきっちりとはまっています。サドルを交換する際に取り外し易いように、6弦側に小さい切り欠きを入れてあります。

☆ ブリッジピンの穴にリード溝を入れて、サドルに当たる弦の角度を出しました。このことで弦のテンションをしっかり保っています。

☆ サイドとバックに白濁があります。

☆ トップとサイドに薄いクラックがありましたのでリペアしました。若干跡が残りましたが演奏性に影響はありません。写真でご確認ください。

☆ ネック裏に小さないくつかの打痕や傷があります。写真でご確認ください。

☆ 他にも全体的に大小の傷が散見されますが、演奏性に影響する傷はありません。

☆ 新弦を張ってお渡ししますが、輸送中の振動や不意の事故からネックを保護するために弦は弛めて送ります。