※説明文の最後に、ブリッジの修理についての説明があります。必ずお読みの上ご入札を検討してください。コレクションとして美品を求める方、また転売をお考えの方にはおすすめできません。良い音を体感したい方のみご入札ください。
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1972年から1974年のたった2年間のみ作られた希少な機種です。
トップ：スプルースサイドとバック：ニューハカランダ※ニューハカランダとは、ホンジュラスローズウッドのことの様ですネック：マホガニー指板：ブリッジ 縞黒檀
オール合板ながら、当時のヤマハは丈夫さもさることながら『鳴る合板』を意識して製作していた模様です。
そういうことで、1世代前の赤ラベルシリーズも同じオール合板ながら鳴りまくっています。
赤ラベルが「ジャリーン」だとすれば、このFG450は「ドッシャリーン」です。※個人的感想です。
とにかく低音の迫力がすごいギターです。マホガニーだと一般的にふわっと周囲に広がるような低音ですが、このFG450の低音はローズウッド系のニューハカランダらしく、ズドーンと前に飛び出すような低音です。６弦を強く弾くとまるで波動砲を打っているような気分です。※50歳以上なら分かる表現です。
中音域では、奥行のある箱鳴り感を醸し出します。
高音域は綺麗に鳴るのですが、攻撃的な前に飛ぶ煌びやかな高音だと思います。
はっきり言って、男のギターです。長渕剛や竹原ピストルなどの男らしい熱いアーティストのコピーするなら特におすすめです。また、ストリート演奏でアンプを使わずに目立ちたいならこれです。
ナット・サドル・ブリッジピンは純正品ではなく、牛骨に替えてあります。弦は新品ではないですが、エリクサーフォスファーブロンズカスタムライトを張っております。
ナットの溝を1フレットギリギリまで近づけるよう削っておりますので、Fがとても弾きやすくなっております。この点では初心者の方にもおすすめです。
弦高も低く設定しております。この年代のギターとしては脅威の6弦12Fで約2.2㎜ソロギターも楽に弾けます。※指弾き仕様なので、強くストロークをするとややビビります。気になる方は、サドル下に薄いプラスチック板を入れてみて下さい。トラスロッドも左右に回ります。
ボディも出来るだけ磨きました。艶はかなりあります。ペグはオリジナルです。概ね普通にチューニングできます。
もう50年前のギターですので、小傷や小さな打痕は多数ありますが、特記するほどの致命傷はありません。全体的には綺麗なギターです。
ネックはほぼストレートで、元起きもあまりないです。フレットは、一番減っているところで7割残というところです。演奏に支障はありません。
セッティングに特にこだわりのない方なら、ケースから出して何も手を加えずにすぐに弾けるギターです。弾き易さと音はおすすめポイントです。
おまけとして、ピックアップを付けたまま出品いたします。Skysonic/A-810 アコギ用パッシブピックアップ（3月24日現在のamazonでの価格）ギターのお尻に12㎜の穴を開けて常設
ヤマハの当時の名品？のロケット型ギターケースもお付けします。ケースに入れて、プチプチで巻いて送付いたします。
ヤマト宅急便の着払いにて送付いたします。

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■■ブリッジの修理歴について■■
このギターをで手に入れた時点で、ブリッジがはがれかけており、完全に剥がして、サンドペーパーで綺麗に均して再接着を試みました。
しかし、剥がす過程で表板の合板の上の1枚目がかなり派手に剥がれてしまいました。
どう直すのがベストか検討した結果、ブリッジの面積分、合板の1枚目を綺麗に剥がしてそこにブリッジを埋め込むように再接着しました。ブリッジの形をした「くぼみ」を作成したわけです。くぼみといっても深さは合板の上の１枚分です。
かなり強力に接着しましたので、再び剥がれることはないと思います。また、くぼみにはめこんだことにより、ブリッジ全体が低くなったので弦高を下げるのも容易になりました。
遠目にはこの修理の跡はわかりません。近くで見ると分かる程度です。また、塗装ムラもあります。出音には全く影響ありません。むしろこれで弦高を下げられたので音に締まりが出ました。

以上をご理解の上、ご入札お願いします。
ギターショップに売りに出してもこの修理歴のためにかなり安く買い叩かれるかと思います。コレクションとしての美品を求める方、転売をお考えの方にはおすすめしません。
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