江戸後期◆鉄黒漆十六間筋兜 鉄黒漆燕頬添

商品説明 江戸後期の鉄黒漆十六間筋兜です。

筋兜は兜の軽量化のために開発され、室町時代に全盛期を迎えました。筋の数は少ないもので6間、時代を経るにつれて160間まで増えたといわれています。

五重の草摺が背面に向けて優美な曲線を描いており、時代を経た武具でありながらも、佇まいの美しさは損なわれていません。また茶糸威が用られており、花弁のような眉庇が特徴的です。

付属する燕頬は、顎から両頬を覆う形状の半頬で、燕が飛んでいる姿に似ていることから名付けられました。

経年とともに漆が剥がれ、一件無骨な印象ですが、芸術品として扱うに値する伝統的武具の一作です。



・兜立は付属いたしません。
・面頬：縦18、横15ｃｍ
・兜の高さ：36ｃｍ
・前後径：38ｃｍ、左右径：33cm
・しころ丈：20.5cm
・鉢高：20cm最大幅。若干の誤差はご了承下さい）