当オークションで約2年前に入手しました。1本です。音出し確認済みです。

励磁電源の電圧および電流の最適値はわかりませんが、今回私は、菊水の直流安定化電源を100V、500mAに設定してフィールドコイルにつなぎ、音出ししました。どういうわけかフィールドコイルにつなぐと電圧100V、電流1mAになりましたが音は出ていました（この辺り詳しくありませんがご容赦下さい）

ボイスコイル側のケーブルは写真5枚目のようなもので貧弱なので、取り扱いに注意が必要かと思います。例えば、細いスピーカーケーブルとはんだ付けして延長し、エンクロージャーのどこかにスピーカー端子を設置するなどの工夫が必要かと思われます。

同じような形状の16〜17センチのテレフンケンの励磁型スピーカーを持っているのですが、そちらは硬質でゴリゴリした音、こちらはそれに比べると柔和な音です（私感ですので責任は持てませんが）。この辺りは励磁電源の電圧電流を調整したり、励磁電源の装置自体を変えたりすることで、変わるかもしれません。

このスピーカーはSPレコードの復刻盤（クラシックのクライスラー、カザルス、メンゲルベルクなどなど）を聴くために入手したのですが、私は上記16インチのものの音の方が好きなので、こちらは今回機材整理に伴い、手放すことにしました。ジャズはどう響くかわかりませんが、口径も大きいですし、試してみるのも面白いかもしれません。

80〜90年前のスピーカーと思われますので、音が出ない以外はノークレーム、ノーリターンでお願いします。音が出ない場合は５日以内であれば返品受け付けますが、その際の送料は落札者様負担でお願いします。

最後に、こちらは励磁型スピーカーですので、使用方法を十分ご承知の上（励磁電源（直流安定化電源）が必要です）、ご入札下さい。商品到着後、通常のスピーカーのように接続して音が鳴らないですとか、取り扱いを誤って壊れたので云々…などという苦情はないようにお願いします。


正方形の鉄部分の一辺の長さは245mm、ネジ穴の中心同士の距離は対角線上は315mm、隣同士は223mmです
ネジ穴自体の径が大きく12〜13mmあります（素人採寸です）。

（2022年 5月 26日 0時 27分 追加）
前所有者が記載していた情報を探し出すことができたのですが、それによると、

フィールドコイルインピーダンス：16,600オーム
ボイスコイルインピーダンス ：２オーム
＜８オーム出力のアンプでも問題なく鳴ります＞
励磁電圧：350V
励磁電流：20mA
型 番 ：BV.547 L7A T4568
1930年代初期の製造

とのことです。さらに、

1930年代初期には、300Vで駆動する球と100Vで駆動する球が混在しており、このように抵抗値の高いフィールドコイルが稀に作られていました

とのことです。（2022年 5月 26日 20時 40分 追加）おてがる配送ゆうパックの利用は初めてなのですが、私は郵便局に荷物を持ち込むこともあり、その際持ち込み割引が適用された場合は、いただいた送料との差額は特に返金致しませんので、予めご了承下さい。