Baden Guitarsは、米国カリフォルニアで2007年9月に設立されたアコースティックギターのブランドです。
創設者のTJ Badenはテイラー・ギターの元副社長であり、長年アコースティックギターの開発設計に携わってきました。「シンプリシティを突き詰めるとアートになる」というTJ Badenのコンセプトの元、ギタールシアーのAndreas Pichlerによるストイックなまでにシンプルを貫いたデザインは美しく、気品ある佇まい。
シンプルゆえにどんなスタイルにもマッチし、プレイヤーの個性を最大限に引き出します。ハンドメイドでの製作にもこだわっており、高い技術力で世界的に評価を得ているベトナムの熟練クラフトマンが、一本一本を丁寧に手作業で製作しています。その独創的な愛らしいルックス、装飾を省いたオーガニックな外観のBadenブランド。こちらはA-style SRになります。シトカ・スプルースTopに＆インディアン・ローズウッドをSide＆Backに用いたオール単板スペック。ラウンドカットシェイプを採らないハイポジションアクセススタイルで演奏性もしっかり設計されています。サウンドはモダンなドライでオープンな印象です。シリアルナンバーから一時生産中止になる前の個体でリーマンショック以前の製品です。まだ材が豊富にあったころの製造です。創設者のTJ Badenが副社長を務めていたテイラー・ギター大成功の要素の一つはオーディトリアムのボディです。フィンガースタイルに使えて，低音も出るというあのボディのデザインが素晴らしかったと思います。ギターの自然な響きが好きな人がこだわる点は，マーチン社が採用するように，ダブテイル・ネックジョイントでしかも木材がワンピース。マーチン，ギブソンがそうであるように確かにワンピースネックのダブテイルの音は自然で長く弾いても飽きないサウンドです。では，テイラー的なボディ・シェイプでマーチン的なダブテイルのワンピース・ネックはどうでしょう？それこそがBadenギターです。ヨーロッパのギタールシアー Andreas Pichler による極めてシンプルで美しく，かつ先進的な外観。サウンド・デザインはテイラーのようなオーディトリアムでソロ，リード，弾き語りなどマルチに使えるサウンドです。のため多少のスレ傷、ほんの小さな打痕はございます。ネックは軽く純反り設定で、弦高は12Fで1弦約2mm、6弦役2,2mmで快適なプレイが可能。（多少の誤差はお許しください）フレットも十分残っています。初心者、女性でも弾きやすいと思います。ただあくまでもですので細かい性格の人が見れば気になる程度の傷はあります。あまりに細かい性格の方は入札をお控えください。音色は素晴らしく高音から低音までバランスが良く、全く飽きない優しいサウンドです。適度な倍音成分もありサスティンもあります。マーチンやギブソンとも違うましてやテイラーとも違う独特の音ですがこれぞ材と製造方法の良いとこどりをしたサウンドだと思います。材質的にも時がたち安定しています。良質なギターだけが持つバランスの良い響きです。
ソフトケースが付属しますが中のスポンジの劣化などがありますのであくまでも発送用です。ここから訳アリの訳です。必ずお読みください。
1.画像の通りネックが折れております。
2.過去にアンダーサドルピックアップが取り付けてあったようでサドルの下には2.7ｍｍの穴加工あり、エンドピンの穴は約12㎜に加工されていています。今現在はコンバーションストラップピンを取り付けてあります。これから使用にあたり何かしらのピックアップを仕込みたい場合にはサドル下のスペーサーを取り外しピックアップをそのまますぐに取り付けできますのでお勧めです。加工はとても丁寧でプロの仕事と思われます。