珍しい八重咲きのクジャクサボテン品種 "白狐の精" Epiphyllum "Byakko no sei/Biyochonosei"のカット挿し穂2本になります。

1980年代ごろ、球根ベゴニアの育種家として有名な故・吉江清朗氏が作出した品種と聞いています。
サボテン科としては比較的珍しい八重咲きの芳香性大輪品種で、花弁や蕊が縮れたようになる独特な雰囲気の花を咲かせます(画像右上参照)が、栄養 茎節の形状も特徴的で、3～5稜程度の茎節を長く伸ばしあまり分枝しません。

見本画像の花は、蕾をカタツムリに齧られたりしたためあまり綺麗な開花でなく、少し小ぶりになりましたが、八重の特徴はよく出ていると思います。人気のわりにあまり開花画像が見当たらないので(閉鎖された某ブログや某サボテン園からの転載くらい？)一応参考に貼っておきます。

栽培は容易ですが、成長は孔雀サボテン類としては少し遅めです。当方(大阪府南部)では通年無加温の屋外での管理していますが、他の孔雀サボテン類が低温や夏の蒸し暑さで傷むような場合でも、目立った障害や根腐れ等が起きる事はあまりありません(霜避けは必要かと思います)。
なるべく痛みの少ない、充実した茎節を選びましたが、素人栽培のため生育に問題ない程度の小さな傷や虫食い等があります。
切断に用いたハサミは、一個体切るごとに火炎滅菌し、株間を十分に開け他株との接触を避けるなど病害の感染拡大には気を付けていますが、出品物に限らず多くの孔雀サボテン類や花サボテン品種は栄養繁殖によって長年維持されている事が多いため、完全な無菌株かは保証出来ません。生き物のため、
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