カメオとの出会い・・・・今から２８年前、３０歳の時にスイスとドイツの国境付近にある街・バーゼルで毎年開催される、世界最大規模の時計・宝飾の見本市「バーゼルワールド」に初めて訪れました。当時、シベリアンルートが開設されてなく、アンカレッジ経由でスイスのチューリッヒまで２３時間の長旅でした。・・・・とにかく広い会場に圧倒されながら３日間、会場に通い詰めました。世界各地の専門小売業界および専門卸し業界から 100,000 人近くものビジターが、 時計、宝飾品分野の実際のトレンドを見極めるために、そして最新の創作品を見つけ出すためにバーゼルへやってきます。BASELWORLD でのプレゼンテーションこそは他に例を見ない程たぐい稀であり、一流ブランドの世界が見せる最高レベルをここで体感できました。まだ、３０歳の若造、海外出張も初めての体験、すべてが新鮮で見るもの、触るものすべてに興味をもてた素晴らしきワールドビジネスマンだったのが懐かしくもあります。この会場で、今は亡きカルロ・パルラーテイの作品を見て深い衝撃を受けました。なんて素晴らしいのだろう・・・大きな巻貝をカットして彫刻刀１本でこれ程までに緻密で感性豊かな作品を創造できるカメオの世界に思いっきりのめり込んで行きました。その後はまさにカメオ馬鹿になりました。３９歳で会社を辞めるまでにイタリア通いが始まります。通算で２４回イタリア出張をこなしていました。２泊４日弾丸イタリア買い付けツアー、ほんとにシベリアンルートが開設されて良かった・・・今、そんな事を思い出しています。あの時、カルロの作品に出会わなければ、今の俺は無しです。まさに出会わなければいけない人にあの時出会った・・・その出会いは一瞬たりとも早くもなく、遅くもなく・・・・お得意の脱線話でした。固定価格を採用しています。開始価格￥１，０００だと射幸心から価格がつりあがる現実もあります。できるだけ良い作品をほんとに格安でお分けしたいと考えています。余分な利益を追求するのはあまり、好きじゃありません。￥５５，０００という価格、買手に十分なアドヴァンテイージがあります。品物の良さの解る方の早い者勝ちになるケースが十分あるので、これだと感じたら迷わず入札をお願いします。早速、商品の仕様から・・・全体の重量で９，７５グラム、ルースカメオのサイズで５０＊４３ミリ変形型・・・素材はトウカムリ貝・サードニックスカメオになります。作者のサインはカメオの裏側に綺麗に彫刻されています。製作のお手伝いさせて頂きますパトリシアの作品なので、多くを語る必要もありませんね・・・イタリア南部のカメオの町・トーレデルグレコに生を授かり、「世紀の天才芸術家」とまで言われた、イタリア人間国宝、カルロ・パルラーティ。残念ながら２００３年にその生涯を閉じましたが、その意思は愛娘、パトリシアにしっかりと受け継がれ、日本をはじめ世界中に多くのファンを持ちます。以下は商品の説明に全く関係ない事です。飛ばして頂いてOKです。2000年からこのヤフオクに参入して20年になります。2006年秋口から出品のコメントに「9月の雨」という小説を連載しました。当時の反響は予想を遥かに超える評価をいただき、相乗効果でカメオ販売も隆盛を極め、ひとつの時代を構築できました。あれから14年経過していますが、当時の古いリピーターの方々からメールを多数頂きます。「9月の雨」をもう1度読みたいのです・・・コメント欄に掲載をお願いしたいのですが・・・思案の結果、当時の文章に加筆、修正してカクヨムサイトに新規掲載を始めましたので、下記からご覧になって下さい。編集を重ねますが、80話前後まで行きます。https://kakuyomu.jp/users/sasakun/works