こはる ラボ Vintage Laboratory
1917年の発売開始直後の特徴を持つ「QL327」。その後に販売される327シリーズと良く似てますが、同じ部品はひとつありません。多くが、この時期だけ出現した「オリジナルパーツ」。前期モデル「NL323 (点火・トーチライト方式)」のパーツも流用されています。 いずれも、発売直後の僅かな期間だけに出現した特徴で、その後に爆発的に売れた「クイックライト 327シリーズ」の足掛かりとなりました。 今から約百年前、革新的な技術しとして誕生した「クイックライト」。始まりの全てがココにあります。めったに出現しない初号機。お手持ちの327のパーツ類と照らし合わせながら、そのオリジナリティーをお確かめ下さいネ。
ランタンの〇タンクに「亀裂」や目に付く「凹み」無し。〇マイカグローブは「こはる・ラボ」制作はの未使用品。QLのマイカグローブは、この鉄仮面タイプです。
※ジェネレーター。新たに購入の場合は、Q99/Q77それとR55のいずれかかデス。(装着のQ99。調子良いですヨ。) 正確な製造年月日は不明ですが、エアーインテークチューブ後ろ側の「特許取得年号の刻印」が入っていません。刻印で示されているのは、1919年の取得年月日。無い場合は、それ以前の製造となります。 バルブステムは真鍮ではなく鉄製です。さらにホイールも無印という組み合わせは、創世記QLのならではの特徴。タンクの深さも、約99㎜もあります。20年代の327よりも3㎜ほど深い。従い燃料チューブも長い。散見する初号機タイプの細いチューブは、たいてい「くの字」に曲がった（情報は、ICCCデータを引用しています。）