軽量・コンパクトの鍵付ETCケースを製作いたしました
グローブを装着したままで料金所で支払いをするのは困難です。そのためバイクにこそETCは有効な装備です。近年では様々な購入助成キャンペーンが行われ二輪車のETC装着率は徐々に上がってきています。しかし、装着しようとした際に収納場所が無くて困ることがあります。私の所有しているハーレーのスポーツスターも収納に困るバイクです。ETC車載器は鍵で開閉できるスペースに収納するのがベストですがスポーツスターには鍵で開閉できるスペースはありません。ETC車載機にカードを入れっぱなしで車両を離れてカードを盗難されて不正利用された場合あなたが支払いをしなければいけない義務があるのをご存知ですか？自衛の為にもETCカードを盗まれないための工夫をしなければなりません。そこでバイクに装着する為の鍵付きETCケースを開発しました。
ETCケース本体の素材にはアルミを採用。厚さ2mmの板材をレーザーカットして使用しています。鉄に比べて軽いアルミですが、適度な厚みを持たせた事で強度を確保しています。表面には黒の半艶塗装を施しています。目立たず車体に溶け込むと共に錆びにくい仕上がりです。ミツバサンコーワのMSC-BE51(W)とMSC-BE700(E)専用設計にし、ケースサイズをギリギリまでコンパクトにしました。ETC本体サイズが81×22×112.5なのに対してETCケースのサイズは93×35×154です。板厚自体が2mmですので車載器をケースに収めるとほぼピッタリです。長さが多少長いのは鍵の機構が取り入れられているからです。
ガタつきを抑えるためにクッションスペーサーを貼り付けています。またETCケース本体をバイクに装着するためのボルトを付属していますが、ボルトの頭がETC本体に当らない様に特別な低頭ネジを付属します。 鍵はイージス艦やジェット機、新幹線などにも部品を供給している栃木屋製マイロックを使用しています。ETCケースをできる限り小型にするために小型の鍵を選びましたが、更に小さくするために加工して装着しています。
取り付け位置などによってはETCケースの中で車載機がガタつく事があります。クッションスペーサーを一本付属していますので、万が一ガタつく場合にはスペーサーで調整が可能です。 ETCケース本体はレーザーで切り出して塗装もしているので、配線を傷つけるようなバリはでていませんが、配線を保護するゴムグロメットを付属します。
よく頂く質問をまとめました
Q：バイクへの取り付けはどのようにしたらいいですか？
A：ケース本体にはボルト通す穴が4箇所あいています。付属の低頭ネジを使って車体に装着してください。あくまで汎用品ですので取り付け時に別途パーツが必要になることはございます。
Q：鍵が壊れた場合は栃木屋製の鍵を購入すればいいですか？
A：ケースを可能な限り小さくする為に加工をしております。そのため栃木屋の鍵はそのままでは使えません。補修パーツで販売しておりますのでお問い合わせくださいませ。
Q：雨の日でも使用可能でしょうか？
A：MSC-BE51(W)とMSC-BE700(E)はどちらも防水となっております。MSC-BE51(W)はIP55、MSC-BE700はIP66、MSC-BE700EがIP68となっています。雨天時に使用する機会が多いようであれば、MSC-BE700Eが防水性能に優れているのでオススメです。