音響技術の本場ドイツ テレフンケン 極めて貴重なオリジナルハンダTELEFUNKEN 50年代ビンテージハンダ NOSデッドストック未使用 100m
テレフンケンのオリジナルハンダ100m巻きを出品いたします。Neumann、Siemens、Telefunken、Klein+Hummel（Telewatt)、Klangfilmなどの古き良きドイツ製音響機材の品質の高さをご存じの方ならこのハンダの稀少性と価値がおわかりかとおもいます。
私がドイツ・ベルリンで活動していた頃に頻繁にマイクプリアンプのラッキングやメンテナンスを依頼していたドイツ人のベテラン技術者が、ドイツの機材には昔の鉛のハンダが一番良い、と話していました。欧州では2004年に鉛含有はんだ規制が敷かれており、現在入手できるものと50年代のものでは鉛含有量と成分が相当異なります。
画像6は実際にこのハンダを使用して作成したテレフンケンのマイクケーブルです。そして画像7は某英国製の有名ケーブル既製品のハンダ付けの様子です。作業中にケーブル線材、プラグ側の接点へのハンダの浸透の仕方が全く異なることがわかります。たまハンダにならず、必要最低限の量で素早く的確に確実にハンダ付けすることができます。
画像6で使用したテレフンケンのビンテージマイクケーブルに加え、Belden 1172、HISAGO SSシリーズ、Columbia 1399、そしてNeumann C55で実際に使用し、手元にあったKesterやドイツの定番STANNOLと音質比較をしてみました。テレフンケンのハンダが最も音の抜けが良く、またバランスが良いです。次に良い結果が出たのがSTANNOL、そして最も色づけが強いと感じたのがKesterでした。
ドイツは音響技術のメッカです。そのドイツでかつて製造されていた機材群は総じて極めてフラットで、全帯域に渡りしっかりとした質量と厚みを感じさせる高い性能を誇ります。これは戦前から長い歴史をもつドイツの高い音響設計思想とコンデンサ、抵抗、トランス、真空管などのパーツの品質の高さ、そしてケーブルやハンダなどの細部まで徹底したクオリティーを追求した結果です。Neumannのビンテージケーブルにこの半田を使用すると最も性能が出ると感じました。言い方を変えれば、ケーブルの音やハンダの音を意識しない、音がそのまま出てくる印象を得ました。逆に、他のケーブルやハンダですとどこかで詰まり、色づけを感じてしまいます。
100mでこの価格は格安です。また日本はもちろん、こちらヨーロッパでも入手が極めて困難です。さらに、今後ヨーロッパの優れたビンテージ機材の入手はさらに困難になることが予想されます。100mありますので切り売り販売、またはアンプ製造、ケーブル製造などに携わっている方、特にドイツ・オーストリア地域の高品位パーツを使用している場合はこのハンダが事実上最適ではないでしょうか。心からおすすめです。
今後、前述のNeumann、Telefunkenなどのドイツ系ビンテージケーブルも少しづつ出品して参ります。またスピーカー、アンプなど、ドイツ・オーストリア地域で製造された優れたビンテージ機材も出品しておりますので、関心がある方は是非下のリンクから私の他の出品物もご覧ください；
https://auctions..co.jp/seller/masayahijikata
発送について
私が在住するポーランド・ワルシャワからポーランド郵便 Poczta Polska を利用して落札者様にお届けします。2018年から Poczta Polska を利用していますが、国際郵便にありがちな荷物の紛失、未配達などのトラブルは現時点では一件もございません。また、配送には通常10営業日前後かかっておりますが、こちら新型コロナウイルス蔓延の影響もありますので若干前後することがございます。発送後には荷物番号をお知らせし、お届けまでこちらでも配送状況を逐次確認しお知らせいたします。
ポーランド郵便局 Poczta Polskahttps://www.poczta-polska.pl/
落札者様へ
出品物は TELEFUNKEN ビンテージハンダ 100m のみとなります。写真に写っている備品等は出品物に含まれませんのでご了承ください。また、出品物はメンテナンス済みの完全動作品ですが数十年前に製造されたビンテージ品であることをご理解いただいた上でご落札いただけます様お願い申し上げます。