16KP 50mm f1.2（PO/RO-109-1A 5cm f1.2と同等品）ロシア製のプロジェクター用レンズを、フジXマウントに改造したものです。フジXマウントを採用しているミラーレス機に、そのまま装着して使えます。プロジェクター用ですから、絞りは付いていません。最大の特徴は、f1.2という明るさでしょう。ピント近くでの柔らかい写りと、大きめのボケが楽しめます。また周辺部が乱れているため、少し変わった写真が撮れます。繰り出し量の大きなヘリコイドを付けて、無限遠からマクロ領域まで使えるようになっています。一番寄った状態では、約40mmの横幅が画面いっぱいに写ります。36/40=約0.9倍となり、あくまで換算ですが、等倍マクロに近い接写能力です。反対側の無限遠側は、少しオーバーインフです。明るさ的なイメージサークルがAPS-Cをカバーしているので、四隅が暗くならずに使えます(少しは暗いかも)。筐体の元のレンズ部分は、使われた感じが少なめで、キズや汚れは少しだけです。ただし、フロントキャップの付け外し跡だけはやや目立ちます。改造用に追加した部品は綺麗で、改造での加工以外に、キズや汚れは少なめです。ガラスは中玉の1面が、全体的に薄っすらと汚れて見えます。また中玉の別の面で、曲線状の細い汚れが1本付いています。他には、ホコリが少し混入しているぐらいです。全体として、写りに影響ないレベルだと思いますが、もしかしたら激しい逆光でフレアーが少し多めに出るかもしれません。明るくて寄れるレンズが好きな方、面白い写りの癖玉レンズを試したい方、いかがでしょう。付属品：フロントキャップ(かぶせ式)、リアキャップ(FXマウント)