10年くらい前に1本立ちベアルート株で入手しましたが、今年初めの時点で総勢10本立の株立となり、鉢が手狭になったため、今春、6本、3本、3本に株分けし、先月、3本にした2株を当オークションに出品しました。今回は残った6本立ちをさらに3本、3本に株分けしたものの片方を出品します。残る手持ちは3本株立ちのみとなりますので、今回を最後にしばらく出品することはありません。
2本の成株と真ん中から若い苗が出てきており、3本の株立ちになっています。成株2本は共に未開花です。画像１の左端の株は強めの光に当てて栽培したので良い斑点が出ていますが右端の株は室内の弱い光の中で栽培していたため斑点がほとんど出ていません。約2週間前に新しい土に植替えたので新芽の出るペースは速くなると思われ、今後は3本以上の株立ちに成長してくれると思われます。
前回出品した際は商品タグの内容の一部が消えていたこと（Billbergia "Domings Martins" cv of .・・・）、また私が入手した約10年前、当時はタンクブロメをはじめて入手し、珍しい品種との認識も薄く、株の由来について売主様に尋ねることもしなかったことから、株の由来が不明だったため、かなりお安く出品しましたが、前回落札された方からも「株の由来を知りたい」とのお問い合わせ頂き、私自身もずっとモヤモヤしていたので、過去のメールを調べまくり、何とか売主様を探し出し、株の由来を聞くことができました。
この株は2010年以前にアメリカのカリフォルニア、フロリダ、ハワイのいずれかのナーセリーから輸入した株を数年間、売主様にて栽培後にできたクローン株とのことでした。輸入直後は多少顔が違っていたが、数年栽培するうちに顔の違いは認識できなくなったとのこと。株の由来については各ナーセリーに毎回尋ねるも、株の由来を証明できる証言は得られなかった、とのことです。セラーの中にはブロメリアの集会などでドン・ビードル本人と面識のあった方もおられたそうですが、アメリカ現地ではドミンゴス マルティンスのオリジナル株からのクローン株なのか、それらを掛け合わせた実生株なのかを重要視していなかったらしく、そのようなことを気にするのは日本くらいのものでアメリカ現地では重要視されていなかたそうです。以上が売主様から頂いた株の由来でした。オリジナル株からのクローン株なのかどうかは不明のままではありますが。余談になりますが、少し前に日本で出回ったタイ産の実生株とこちらの株とでは、株の特徴が異なるとのことでした。

《植物のサイズ》 鉢上から先端までの長さ 画像１左から 約24㎝、約11.5㎝、約28㎝

《鉢のサイズ（外径）》 直径約22㎝×高さ約19㎝ ※この鉢は陶芸作家の安井ちさとさんに制作して頂いたもので、安井さんのオブジェ作品を モチーフにしたものです。前回出品した同株の１枚、今回この株の1枚、手持ちでもう１枚 の計3枚だけが存在します。手で触ると表面の白い粉が落ちてきますが、これはモチーフと なったオブジェと同じ製法にしてもらったためで、オブジェと同じ肌であるがゆえの特徴と ご認識下さい。そのためタワシでゴシゴシ洗うこともできませんのでご注意下さい。

《注意事項》 回答には少しお時間を頂く可能性があります。 最終日の質問には回答が間に合わない可能性がありますので、 質問は早めにお願いします。