ドイツ◆銀無垢ケーキフォーク2本セット◆クリストフ ウィドマン◆ヒルデスハイムローズ◆大変美しい作品です◆835刻印◆ゆうパケット
商品説明ドイツ製、銀無垢ケーキフォーク２本セットの出品です。


ご覧のように、ハンドルのデザインは、かの有名な『ヒルデスハイム・ローズ』であります。

あまりにも有名なデザインですので、誰もが一度は見た事があるかと存じます。

ドイツ北部、ヒルデスハイムの街にある『聖マリア大聖堂』の中庭の壁を覆い尽くす、樹齢1000年と言われる薔薇の花がモチーフになっており、 第二次世界大戦時の爆撃により大聖堂のほとんどが破壊されても薔薇の根は奇跡的に残り、現在でも毎年美しい花を咲かせている、と言われております。




尚、製作工房は『C・W』 でおなじみの 『クリストフ・ウィドマン』

１９１９年、ドイツ南東部に位置するフランスとの国境近くの街、『フォルツハイム』に設立された工房であります。

また「ヒルデスハイムローズ」と言えば、真っ先にこちらの工房の名前が頭に浮かびましたが、ほんの数年前に廃業してしまいました、本当に残念で残念でなりません。



そしてここの工房の一番の特徴とも言えるのが、創業時からほとんど変わらぬ『クラシカルなデザイン』を徹底的に追求し、そしてそれを頑なに守ってきた『クラフトマンシップ』であります。

一切の妥協を許さぬ、その「スピリッツ」は、心から尊敬に値します。

そしてそのような背景から、このクリストフ・ウィドマンは世界中に熱狂的なファンがいる、と言われております。



また、こちらのスプーンの銀品位ですが、刻印のとおり「８３５」でございます。

尚、ジャーマンシルバーは、もともと銀品位８００でしたが、その後１９５０年頃『８３５』がスタンダードになり、さらには１９９２年頃、英国規格の『９２５』が、ドイツのスターリングシルバー標準規格となりました。

そのような事から、製作された年代は１９５０年頃～１９９２年頃に製作された個体だと思われます。



尚、製作方法ですが『ロストワックス製法』にて造られております。

ご存じのように、ロストワックス製法とは『蝋の型』に石膏などを流し込み、それを加熱して蝋を溶かしますと、そこに空洞が出来上がります、さらにそこへ溶かした『銀』を流し込み、冷え固まったら取り出す、という製法でございます。

そしてその工程のほとんどが手作業で行われることから『ハンドメイド作品』と言われております。



尚、型取りに使用する石膏やシリカは金型プレスと違い『精度』が低い事から、寸分狂わぬ同じ規格で仕上がるという事は、ほとんどありません。

そのため、同じ工房の作品でも１本１本『微妙な違い』が見られます。(最後の画像参照)


また、こちらの『ヒルデスハイムローズ』のデザインは、ドイツ国内の多くの工房が手掛けておりますので、各工房により、花、枝、そして葉脈に至るまで、それぞれ僅かな違いが見受けられます。

そのため、いろいろな工房の作品を『見較べてみる』のも興味深く、そして面白いと思われます。

また、個人的な感想で大変恐縮ではありますが、今まで当方が見てきたローズデザインで、一番美しいと感じたヒルデスハイムローズは、やはりこの『クリストフ・ウィドマン』のローズでございます。

幾重にも重なった花弁、またそれに連なる葉脈などを忠実に描写し、そしてそれを表現する力は、なんと言っても、ここの工房が一番だと思っております。 (ごめんなさい、あくまでも個人的な感想です)




尚、
しかしながら、その他目立ったキズなどは一切無く、まだまだ長くお使いいただけるかと存じます。

また客観的に見てもキズが非常に少ない事から、使用頻度は、かなり少なかった個体であったと思われます。

さらには、ハンドルも「同デザインのコーヒースプーン」などと比較して、立派でとても太く、そして逞しく造られているため、そう簡単には曲がりそうにありません。

そのような事からハンドルが「クロスタイプの細めの枝」と違い、さほど神経を使う事なく、お使いいただけるかと思います。



どうぞこの機会に、こちらのヒルデスハイムローズの意匠が大変美しい、銀無垢ケーキフォーク２本セット、ぜひ貴方様のコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。



サイズ

長さ １３４ミリ


重量 ２本で３０，０ｇ


尚、素人計測につき多少の誤差は、どうか何卒お許しくださいませ。




◆ホールマーク◆



製作工房 CW工房 クリストフ・ウィドマン


銀品位 ８３５


製作年代 １９５０年頃～１９９２年頃