【製品について】 当時、世界的でもトップクラスのスピーカー・ユニットを製造していたドイツ Telefunken 社が、コンシューマー・ユースの標準機として世に送りだした、Hi-Fi Klangboxシリーズ。出品のTL 30は、トールボーイ・スタイルに近い、このHi-Fi Klangbox シリーズの中では独自のフォルムのシステムで、1970年代初頭の製品になります。ラウンド・タイプの13cmウーファーに、オーバル・タイプの7.5×13cmツイーター２本が組み合わされ、密閉型のボックス全体に吸音材が詰められたエアー・サスペンション方式のスピーカー・システムです。ネットワーク等については、当方で整備済みですので、当分、メンテは不要です。pairでの出品になります。 このTL 30が特徴的なのは、2wayと3wayの切り替えができるようになっている点です。壁掛けを意識した独自のフォルムとともに、この2，3wayの切り替え方式によって、Telefunken のHi-Fi Klangboxシリーズの中でも、個性的な存在となっています。 具体的には、背面に設けられたスイッチがoffの状態では、－6db/oct.でハイ・カットされたウーファーに、同じ－6db/oct.でロー・カット(イコライザー機能をもったフィルターになっています。)されたツイーター１本が組み合わされ、標準的な２wayシステムとして機能します。onにすると、やはり－6db/oct.でロー・カットされたツイーターのもう１本がこの２wayに加わります。追加されるツイーターは、独立したネットワークで、２wayのツイーターより高い周波数でロー・カット設定されており、3 wayのシステムとして機能します。(このようにツイーターの上にツイーターを被せるという手法は、BBCモニターでCelestionのHF1300にKef のT15を乗せるという例がありました。) 音質的には、やはりHi-Fi Klangboxシリーズのシステム、サイズ的には小型のシステムですが、本格的なジャーマン・ビンテージの響きを堪能できます。Telefunkenらしい格調の高い音質はもちろん、ウーファー側にかなり強力なドライバーを使っていることから、小型システムとは思えない大きなスケールの音楽を聴かせてくれます。ツイーター側についても、既にWB60やRB41等に使用されて高い評価を得ているユニットで、申し分ありません。 2，3wayの切り替えの効果については比較的明確に確認できます。2wayの場合は、いかにもビンテージ・テレフンケンらしい、量感のある柔らかな低域をベースに最高域にはやや丸みをもたせて刺激成分を抑えた、1950～’60年代と続く伝統的なTelefunken の音作りが強く感じられます。(Hi-Fi Klangboxシリーズとしては、RB70やWB60を彷彿とさせる音です。)3wayの場合は、当時の全世界的なHiFi化への傾斜の中で、Telefunkenが打ち出した新しい方向性が感じられます。現代のHiFiに慣れた耳には、こちらがノーマル・ポジションかもしれませんが、ヴォーカルや古い録音などでは、2wayの場合の味わい深い音楽にも魅せられました。(やはりこの切り替えには、1970年代初頭、Hi-Fi Klangboxシリーズの最終期という微妙な時期が大きく影響しているように思われます。) 総じて、2way で聴いても3way で聴いても、Telefunkenの小型システムの中ではやはりトップ・クラスの製品だといえると思います。 スタンド・アローンで聴くこともできますが、その場合、当方もこのスタイルで聴いておりましたが、なるべく背面の壁に近付ける形で聴かれることをお薦めします。(薄型のトール・ボーイ・タイプのフォルムからして、壁掛けでの使用を前提に設計・製作されたシステムだと思いますので。) およその大きさは、横幅16.5cm、高さ53.0cm、奥行きは8.5cmになります。 【商品の状態について】 〇 使用に伴う小さな傷や角アテが幾つか見られます。特に角当ての個所が多かったため、それぞれの角に保護用の金具を取り付けてあります。(傷みのある角だけというわけにはいきませんでしたので、良好だった個所も含め、すべての角に取り付けてあります。したがいまして、今後の取り扱いに神経質になる必要はないと思います。なお、あまり目立たないタイプのシックな感じの金具を使用しておりますので、デザイン的にも違和感はないと思いますが。) 〇 前面のサランネットには傷みは見られません。 〇 スピーカー・ケーブルは直出しです。壁に近付けてのセッティングを考慮すると、この方式が具合がよいため、そのまま使用しておりました。ケーブルの質も、Telefunken製品によく使われている極細の芯線を撚ったタイプで、良好な状態を保っています。それぞれ4m強ありますので、一般的な使用には十分な長さだと思います。 〇 ユニットについては、目視で傷みの無いことを確認してあります。もちろん、聴覚上の判断でも問題は感じられませんでした。 〇 それぞれのユニットのDCRは揃っており(公称インピーダンス４Ω。)、左右の音圧差も通常の使用で問題のない範囲に収まっています。 ○ ネットワーク・コンデンサーについては、電解コンとフィルム・コンが使われていましたが、消耗が進んでいたため、フィルム・コンに交換してあります。したがいまして、当面、手入れは必要ないと思います。 【その他】 発送はヤマト宅急便、１ヶ口になります。送料着払いでお願いします。 ジャンク品としての出品ではありませんので、輸送中の何らかのトラブルで、製品としての機能に問題があったり、状態が説明と著しく異なったりした場合、2週間以内に、その旨ご連絡いただければ、返品は受け付けます。 なお、同時に、趣味の音響製品を何点か出品しておりますので、よろしかったら、そちらもご覧ください。（2022年 3月 28日 16時 11分 追加）〇 明日29日(火)、急な所用ができまして、昼間、家を空けることから、発送ができなくなりました。誠に申し訳ございませんが、発送は30日(水)以降とさせていただきます。よろしくご了承ください。

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送料込 TELEFUNKEN Hi-Fi Klangbox L20 西ドイツ 2WAY ジャーマンサウンド

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TELEFUNKEN HiFi-Klangbox L250 西ドイツ 1960年代 テレフンケン スピーカー ペア ジャーマンヴィンテージ 希少 item details | Yahoo! JAPAN Auction | One Map by FROM JAPAN

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ジャーマン ビンテージ 独 Telefunken Hi-Fi Klangbox TL 30 pair ―Hi-Fi Klangboxシリーズの中の個性派 ：2way,3way 切り替え方式―の落札情報詳細 - Yahoo!オークション落札価格検索 オークフリー

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TELEFUNKEN L71 1971年ヴィンテージ テレフンケン スピーカーペア / ドイツ製 Hi-Fi Klangbox L71 #R08728 | REWIRE WEB SHOP | リワイアー株式会社

西独Telefunken ビンテージ ミッドセンチュリーHiFi Klangbox WB50システム ペア！ : ビンテージAUDIO & JAZZ 販売と製品一覧

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