16KP 50mm f1.2（PO/RO-109-1A 5cm f1.2と同等品） ロシア製のプロジェクター用レンズを、Eマウントに改造したものです。 Eマウントを採用しているα7やNEXシリーズに、そのまま装着して使えます。 プロジェクター用ですから、絞りは付いていません。 最大の特徴は、f1.2という明るさでしょう。 ピント近くでの柔らかい写りと、大きめのボケが楽しめます。 また周辺部が乱れているため、少し変わった写真が撮れます。 繰り出し量の大きなヘリコイドを付けて、無限遠からマクロ領域まで使えるようになっています。 フルサイズ機で一番寄った状態では、約72mmの横幅が画面いっぱいに写ります。 36/72=約0.5倍となり、ハーフマクロと同じ接写能力です。 APS-C機で使うと1.5倍になりますから、換算で約0.75倍となって、等倍マクロに少し近づきます。 反対側の無限遠側は、割と大きめのオーバーインフです。 レンズのイメージサークルがフルサイズよりは狭いので、無限遠では左右の端が黒く写ります。 被写体に寄って行くほどイメージサークルが広がり、一番寄った状態ではフルサイズの四隅が少し暗いだけです。 筐体の元のレンズ部分は、使われた感じが少なめで、キズや汚れは少しだけです。 改造用に追加した部品は綺麗で、改造での加工以外に、キズや汚れは少なめです。 ガラスにキズは見当たりませんが、ホコリが少し混入しています。 また中玉の端に、小さな円状の汚れ(水滴が乾燥した感じ)が1点あります。 全体として写りに影響ないレベルです。 明るくて寄れるレンズが好きな方、面白い写りの癖玉レンズを試したい方、いかがでしょう。 付属品：フロントキャップ(純正かぶせ式)、リアキャップ(Eマウント)